子育てしながら、仕事をして、家事もこなして…と毎日頑張っていると、ふと頭をもたげる感情。
「なんで私ばっかり(大変なの)!?」
出産後、何年も私の心に住み続けた感情です。
ただ、今ふと考えるともう、そんな気持ちがありません。どうやって折り合いをつけたり、解決したりしたのか、振り返ってみたいと思います。
もくじ
効率化を考える
可処分時間が限られているワーママは、筋トレをしているのと同じだなって思います。強い負荷をかけて、鍛えていく。
強い負荷は、限られて濃縮される時間。鍛えられるのは、時間管理や効率化のチカラ。
無駄や手間を省いて、投入時間を極限まで削減できるようになっていきます。
そうして必死で家のことを効率化して、自分一人で進めているときに、ふと気づくのです。
家事と仕事って似てるよな。
私の夫って、こんなんで本当に仕事できるのかな?
大きな企業で働いてるけど、その会社って暇人の集まりなのかな?
私、家事だけじゃなくて仕事でもかなり効率的に動けるようになってるんじゃない?って。
そう思えた時、自分がどれだけ成長したのか、苦しかった年月に思いを馳せると、私はなんだか報われた気分になりました。
家事と仕事をイコールにはできないので、完全な自己満足ですけどね(笑)
自動化・外注化する
代行サービスは確実に時間を作れるので、ぜひ導入したかったのですが、家に他人を入れることに、夫が抵抗感を示したので、シッターさんや家事代行は諦めました。
(そもそも、今も田舎にはないですが、10年前はもっとサービス自体がなかったし)
その後、家電やデジタルガジェット好きの夫が興味を持ちそうな機械やアイテム、サービスを投入。
- ルンバが高かったので、廉価版のso-zi(ccp)
- ドラム式洗濯機を置くスペースがなかったので、電気乾燥機
- 歯磨きのための、超音波歯ブラシ
- 石油ストーブに灯油を入れる、自動ポンプ
- Google カレンダーで家族の予定を共有
- 保育園のプリントはアプリで共有
- …などなど
少しでも時短に繋がるアイテムは「投資」だと割り切って、お試し気分でできるだけ投入しました。
ただ結局そのあと、夫の転勤でワンオペになったため、私の家事育児の負担が上がりすぎて、家事代行も渋々OKしてもらいました。
自分も我慢しない
夫は飲み会、出張に自由にいくけど、私は仕事のアポですら夫に必ずお伺いを立てて、すぐ決められませんでした。
私が出かける日は、家はピカピカ、夫や子どもの食事やおやつも全部準備、戻ってきてから後片付けしていました。
だから出掛ける前にぐったり疲れて、帰ってきてもげんなりして、だんだん出掛けること自体が億劫になっていきました…。
「文句言わせないために完璧に終わらせてから出かける!」という、今思えば、頑張りすぎな矜持ですね。
その渦中にいるときは「これだけやっていれば夫も理解してくれる」と思ったり、普段、自由に出かけていく夫への当てつけ気分だったりしました。
それが、ふと「もう我慢しない」と気持ちが切り替わりました。
効率化して、自動化して、外注化して、何年経っても変わらない我が家の現状を見たときに、吹っ切れたのです。
お伺いを立てているのは、私。
家の準備を全部してから、出かけているのは、私。
別に夫に頼まれたわけじゃない。
子どもが0歳時の時、数時間、留守番してもらうたびに超不機嫌になっていたから気が引けて続けていたけれど、もう子どもたちも乳飲み子じゃないし!
私は、行きたいときは出かける。あとは夫がなんとかするだろう。
ようやくそう思えて、行きたい勉強会や仕事の打ち合わせ、友だちとの会食に行けるようになったら、すーっと「なんで私ばっかり!?」が消えました。
自分が我慢しなくなると、相手が残業で帰ってこなかろうと、飲み会に行こうと、イライラすることも減りました。(あまりにも続くと腹が立ちますが)
結論:やれるところまで頑張ったら、あとは自分次第!
いろいろな心理学や自己啓発なんかで書かれていることではありますが、
「それを決めているのは、あなた自身」
ということなんだな…と。
例えば「女性がやるべき」「母親がすべき」と、自分が持っているルールや思い込みをどれだけ変えられるか。
育児をするのも、家事をするのも、仕事をするのも、自分が選んでいることなのです。
だったら、効率化や自動化、外注化で、自分が「こうありたい」「最低限やっておきたい」と思うところまでクリアしたら、あとは、自分がやりたいことに時間を使えばいいと思います。
もしそのハードルが高いのであれば、自分のルールや思い込みをどこまで変えられるかを考える。
「これまで、こんなに頑張ってきたのに…今更…」という思いも捨てる。そして、やりたいことをやる。
これは私のパートナーが、家事には無関心か許容するかの人だったので、出せた結論なのかもしれません。
(マイルールを押し付けてくる高圧的な夫だったら、難しいだろうと思います…)
でも「なんで自分ばっかり!?」と苦しんでいる誰かの