小さな会社

マラソンと経営に共通するもの

私は趣味でジョギング・マラソンをしています。
ジョギングは週に3日程度、マラソン大会は毎年フルマラソン、ハーフマラソン、10kmマラソンに出ています。(最近はコロナ禍で大会未開催ですが…)

経営とマラソンって似ているところが多いよな…と思ったので、書いてみます。なにか参考になれば幸いです。

もくじ

目指す場所によって距離とスピードが違う

結論から言ってしまうと「どこを目指すかによって、スピードが違う。」というひと言に尽きます。

例えば10kmの大会に出るときは、ほぼ全力疾走に近い状態で走り続けています。
でもフルマラソンに出るときは、「物足りない、遅すぎる…」と感じるくらいで走り始めます。

フルマラソンを走るのに、10kmを走り切るのと同じスピードだと、途中で絶対にバテてしまいます。
42.195kmという距離と、自分の走力と相談して、ほぼ一定のペースで走り続けるのが、最終的に早く確実にゴールするコツです。

まさに経営と同じだと思いませんか?

経営とマラソンが、根本的に異なるところ

もちろん全く違うこともあります。

マラソン大会は「よーいドン」で同じタイミングでスタートして、同じ距離を走ります。
なので、自分が速いか遅いか、どのくらいの位置にいるのかよくわかります。

でも経営は、一人ひとりが目指す距離が違い、スタート地点も異なります。
なので、相対的な自分の位置を把握することができません。

自分がフルマラソンを走り始めたときに、後ろからすごいスピードで追い抜いていった人がいて焦ったけれど、その人は残り3km先のゴールを目指してラストスパートをかけていたのかもしれません。
周りのスピードに引きずられると、途中で自分が絶対にバテてしまいますし、スピードを落としすぎると、再加速が難しくなります。

自分の目指すゴールをきちんと見すえて、自分なりのペースで走っていくしかないです。

だからよく経営の本や自己啓発本には、「自分をちゃんと知ろう」「目指すゴールを決めよう」と書いてあるのでしょう。
その渦中にいるときは、なかなか自分がどのくらいのペースでどこまで走りきれるかわからないので、不安になるんですけどね。

別の競技者が混じっていることも…!

何なら、経営においては、マラソンという種目じゃないものがまじっていることもあります。

すごく速い人たちがたすきをつなぐ「駅伝」です。大企業はこのパターンでしょう。
速く、遠くに行くために、短い距離を全力で走る人たちが何人も何人もいるのです。

あのひとすごく遅いな…と思って置いていったらあとで「ウルトラマラソン(100km)」を目指している人だったということもありえます。

周りのスピードに流されることなく、自分自身のペースで進んでいかなければ行けない点が、経営とマラソンに共通することかな、と思います。

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