もくじ
売上・利益の伸びが止まる(=伸び悩む)ときが来る
例えば手作りアクセサリーを販売するとします。
1つのアクセサリーを作るのに1時間かかるとすると、
1日に5時間働けば、5つのアクセサリーが作れます。
効率化して45分で作れるようになれば、5時間で6つ作れます。
ただ、どれだけ効率化を進めても限界がありますし、
自分が仕事に割ける時間も限りがあります。
そのため制作量=収入は、ある程度のところで限界が来て、伸び悩みます。
拡大のために目指す2つの方向性
売上・利益の限界を超えて、
さらに売上を増やしたいと思った時、
どのようにしたらいいでしょうか?
売上=商品単価×販売個数というのが基本公式です。
つまり、方向性としては2つ。
① 商品単価を上げる
② 販売個数を増やす
どちらの方向を目指していきたいか…という選択が必要になります。
商品単価を上げる
アクセサリーを3,000円で売っていたならば、
それを5,000円、1万円、3万円で売れるようにします。
「この作家さんのアクセサリーなら◯円でもいい」という価値をつけるのです。
有名な◯◯さんが身につけた、あの◯◯で売られている、◯個しか作らないらしい…
そんな風に権威性や希少性などを高めていくアプローチを取ります。
販売個数を増やす
価格は変えずに売上を増やす場合、販売個数を増やす=たくさんのものを作れるようにします。
コアとなる部分(例えばデザイン)は自分でやるけれども、
その他の部分(制作や発送など)は他の人の時間を使わせてもらうのです。
注意点としては、売上は上がるけれども利益は増えない…ということにならないよう、原価計算をきちんと行う必要があります。
また、自分ではない人が同じくらいの質を保てるような仕組みづくりが必要です。
大切なのは、お客さんが何に魅力を感じてくれているかを掴み取るチカラ
商品単価を上げるか、販売個数を増やすか考え出した時に悩むのは、
「お客さんは、商品の何に価値を感じてくれてるんだろう?」
「自分しかできないことってなんだろう?」
ということです。
これを読み誤ると、一気に売上が崩れてしまいます。
売上・利益の伸び悩みを感じたら、
ビジネスのカタチを変える段階が近づいてきたサイン。
自分自身が提供している商品(サービス)に向いているのはどちらなのか、
自分自身が向かいたい方向性はどちらなのか考えましょう。