おすすめの本

ひとり社長・フリーランスに役立つ、読んでおきたいマーケティングの本

私が起業したときに、一番ハマって勉強したのが、マーケティングです。

言葉の定義はいろいろありますが、私が認識しているのは「自分が提供できるものと、それを必要としている人とを結ぶこと」です。

私はずっと、営業が苦手でした(今も苦手ですが…)。
必要でない人や必要だと思ってない人に、言葉巧みに売りつける…というイメージがあるからでしょうか。
自分から「これ、いかがですか?」と言いに行けないのです。

でも、マーケティングを学び、動線を構築すると、必要としている人から、勝手に声をかけてもらえるようになります。

たくさんの良書がありますが、読みやすくて、実践に活かしやすい本をまとめてみました。
どれも私が「著者買い」するまでハマった本ばかりです。

もくじ

ドリルを売るには穴を売れ 佐藤 義典

小説仕立ての本です。廃業寸前のイタリアンレストランが、マーケティングの考え方を使って復活していくストーリーです。

マーケティングで使われる基本的な“売るときの考え方”が、「あなたは何を売っているのか(ベネフィット)」、「誰に売っているのか(ターゲティング)」、「あなたの商品でなければならない理由はなにか(差別化)」「その価値をどうやって届けるのか(4P)」という流れにそって丁寧に解説されています。

出版年は2006年で古いですが、内容に古臭さはなく、今でも一番わかりやすいマーケティングの入門書だと思います。

この佐藤 義典さんの本はどれもわかりやすいので、私は「著者買い」して何度も読みました。
特に実践マーケティング思考や実践マーケティング戦略といった本は、何度も読んで、自分の仕事にあてはめて考えました。
自分の仕事や商品の軸を作っていくのに役立ったと思います。

マーケット感覚を身につけよう ちきりん

ちきりんさんは、ブログもそうですが、本当に本質をつく鋭い感性と言語化能力のある方です。
ちきりんさんの文章を通して目からウロコが落ちたり、もやもやがクリアになるので、とても好きです。

起業したい人や、独立したばかりの人は、視点が「自分中心」になってしまいがちです。
そうじゃなくて、他人にとって価値のある自分が持っているけど、自分では気づいていない「何か」、それをどこで提供するか…ということを考えるきっかけになると思います。

ちきりんさんの本は、自分のアタマで考えようも、自分の時間を取り戻そうも良書なのでぜひ!
私は最近、ちきりんさんのvoicyをよく聞いています。「そんじゃーね」を本人の声で聞けたのが嬉しかったです(笑)

小さな会社★儲けのルール 竹田陽一 栢野克己

このお二人の名前がセットで出ている本は、本当に何度も読みました。
小さい会社が戦い、生き残るための「ランチェスター経営」について書かれています。

起業当初はついつい「強者の戦略」に飲み込まれたり引きづられたりしがちですが、弱者は弱者なりの戦い方がある…としっかり認識できます。とにかく「しぼれ!」「狭く!!」です。起業したて&起業して数年の方は、読んでおいたほうが良い本だと思います。

ランチェスター戦略についての本はたくさん出ていますので、自分の興味に沿って、ぜひ学びを広げてみてほしいです。

あなたの会社が90日で儲かる 神田 昌典

タイトルが「釣り」っぽくて即物的な感じがするのが、ちょっとアレですが…。
あと、ダイレクトマーケティングが基本なので、今のネット中心のビジネスには展開しづらい具体例が多いです。

ただ、基本的な考え方は時代や手法が変わっても変わりませんので、参考になると思います。
「人は感情で動くんだよ」ということが書かれています。
中小企業や個人のフリーランスにとって、実践的で導入しやすい基本的な考え方が学べます。

神田さんの本は古く、今のデジタル中心のビジネスに転用しづらいものが多いですが、それでもどれも読んでいてよかった…と思えます。

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